MUKU-DATA  花梨(カリン) 1820 170~175 t20~22mm

花梨の小さめの板を整理しました。
左9枚は割れがあるもの、次の5枚は割れもあるが杢があるもの、
次の3枚は杢物、右2本は杢のある丁物です。
同じマメ科の花梨でもいろんな産地が混ざっているのでしょうか?
同じ木に見えない木目もあります。
ここら辺は業界の花梨先生に聞いて更に詳しくわかるようにならないとです。
「花梨 Cランク 裂け・割れが目立つもの」
花梨の裂けた感じの割れは均一方向には割れずに
乾燥過程で交錯しながら裂けていくように思います。
ですので、半分にパーンと真っ二つに割れる事はないものかと思います。
通常、この手の裂けなどは木材業界の価値観から見れば
評価に値しないC品扱いって見方ですが、
果たしてどうなのか?
無垢フローリングでも敢えてC品と言われるダメージの多い床材を
選ばれる工務店さんもございます。
単価の面というよりは、より自然な風合いを重視されているようです。
通例通り、この9枚はC品に仕分けしましたが、
むしろこういった材の方が味わい深さも感じます。
腐っても花梨、って感じです。
「花梨 A」
一部裂けが入るのもありますが杢がある物もあります。
棚板や笠木、ニッチ下枠などにいいのではないでしょうか?
「花梨 AA」
杢が多くありキラキラしたものです。
「花梨AA SOLD OUT品」
仕分け前の万能機掛けの途中で、たまたまご来店いただきました木工屋さんが
持っていったものです。
改装中の店舗の棚板などに使おうかなぁと言われていました。
深みのある色合いといい杢の花梨でした。

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